前回は健康美をめざすには、腸を整えることが絶対条件ということお伝えしましたが、 今回は、より具体的な
整える方法をお伝えしようと思います。
カラダに溜まった毒素の75%は便から排泄されているということです。
一番大事な毒素排泄ルートのお通じをスムーズにして、毒素をだす暮らしをまとめてみました。
腸を整える5つの生活習慣
◆朝起きてまず一杯の白湯(さゆ)でリセット
朝のお水が便秘に良いというのは、便秘に悩む方なら聞いたことがあるかもしれませんね。
お水を飲むことで、腸に刺激を与え、胃結腸反射(胃腸のぜんどう運動を促す反応)がおき、
自然な便意につながるというものです。以前私は、浄化水を飲んでいましたが、今は夜寝る前に
白湯(さゆ)を作って真空断熱タンブラーに入れておき、朝一番に飲んでいます。
お水は水道水の場合、発がん性のある物質「トリハロメタン」と、水道水特有の塩素臭である
「カルキ臭」を軽減させるため15分以上沸騰させたほうがいいようです。
ただし100%取り除くことはできないので、 心配な方は、天然水やミネラルウォーターを。
作り方は、沸騰してからだいたい温度50~60度目安にさまして(冷えを感じるときは70~80度くらい)
コップ1杯約150~200ccを5~10分かけてすするようにゆっくりと飲みます。
ゴクゴク飲むよりも、ゆっくりとチビチビ飲むことで、身体がじんわりと温まり効果的です。
冷たいお水の方がいいという考えもあるようですが、どんなタイプの便秘かにもよるようです。
基本的にどちらも腸を動かす効果はあるということですので、自分がどちらがあっているのか試してみた方が
いいかもしれません。
胃腸をあたため、消化力を高め、全体の代謝を上げる効果もあるので、冷え症改善やダイエットにもつながります。
次は朝食についてです。
「朝食を食べないと便がでない」というのが一般的ですが、東洋医学では朝は排泄の時間だから食べない方が
いいという考えかたがあります。
朝は排泄、便を出して、体の中をリセットする為の時間帯。
その時間に食べ物を食べていると、腸は排泄のタイミングを失ってしまうということです。
私はどちらも試した結果、その日のカラダの調子に合わせています。
脳へブドウ糖がいかないと頭がはたらかないので、フルーツはかならず食べますが、 あまり食欲がないとき、
前の日に食べすぎたときはぬくことがあります。
やはりこれも人それぞれカラダが違いますし、カラダにきくのが一番だと思いますが、 便秘のときは、
カラダは取り入れるのを辞めると「出す」力は高まるようにできているということなので、試してみる
価値ありですね。
◆唾液を出す工夫 口からの浄化
良くかむことは、消化を促進するほかに、かむことで分泌される唾液に解毒作用があります。
唾液には、多くのラクトフェリンが含まれていて、体に不要なミネラルと結びつき、体内への吸収をおさえる
はたらきがあります。また、細菌などの微生物の増殖をおさえる作用があるため、免疫力を引き上げるとも
いわれています。
さらに腸内の悪玉菌を減らして善玉菌を増殖させる機能があるので整腸作用も期待できます。
解毒作用をもつ唾液をしっかり出すには
- ガムをかむ、アメをなめる・・ガムを異物とするため、その刺激が唾液を分泌させます。
他の効果として口の中にものがはいっている間は口では息ができないので、口呼吸を防止できます。 - カラダの反射を利用する・・酸味や甘みがあると、唾液が分泌されますし、梅干しを見たり想像するなど
経験から起こる反射によって、唾液を分泌させます。 - 舌を動かす運動をする・・口をとじて舌で頬を内側から押して舌を大きく円を描くようにまわします。
最初は舌が疲れて筋肉痛のような感じがありますが、自然と唾液がたくさんでてきますし、ほうれい線
対策にも!
◆毒素をだす食材をつかう
よく腸内環境(腸内細菌のバランス)がとりあげられますが、食事内容の前に一番意識できることは
食べ過ぎではないかと思います。現代人はあまり動かなくなっているので食べ過ぎ傾向があるようです。
食事以外のおいしいスイーツ、楽しいお酒と誘惑がおおいですが、それだけ腸を疲れさせてしまいますよね。
毒素を排泄しやすい代表的な食材を紹介します。
体内の有害物質を包み込んで吸収させない作用(キレート作用)のある食材
たまねぎ、にんにく、しょうが、ねぎ、にら、らっきょう、ハーブ(コリアンダーなど)、
ケール、ほうれん草など
無害化を助ける作用のある食材
ほうれん草、にんじん、トマト、ブロッコリー、たまねぎ、かき、あさり、
ほたて、いわし、レバー、牡蠣、ウナギ、イカ、マグロなど
体外への排出を促す作用のある食材
レンコン、ごぼう、りんご(ペクチン)、こんにゃく、寒天、海藻類、きのこなど
◆規則正しい生活とストレスコントロール(自律神経を整える)
人間は動物と一緒で太陽の光とともに生き、体内時計があります。
不規則な生活、夜更かしをしていると、体内時計はうまくリズムをきざめず、朝の便意を逃します。
そのまま昼食をとると、カラダは「吸収」モードに入り「排泄」する力が低下し、より出にくくなっていきます。
夜は日付が変わる前に眠る事が理想ですが、仕事、家事などの影響で難しいときもありますよね。
そんなときは、早めにおきてカーテンをあけ、またはベランダ、外にでて朝日を浴び狂った体内時計をリセット
しましょう。
朝日を浴びる事で、腸をはじめとした、体中の細胞が目を覚まし、排泄の準備をはじめます。
また腸の動きは心の状態によって左右されるため、怒ったり泣いたり落ち込んだりしているときは、腸も緊張
して硬くなり、それが続くと便秘になりやすくなります。
だからと言って、いつもリラックス状態がいいわけではないようです。
泣いたり、笑ったり、落ち込こんだり、喜んだりする、感情のリズムで腸のはたらきは活発になり、便秘改の改善
につながります。
ずっと同じ状態でいるのではなく、感情のメリハリが大切。
嫌な感情が続き、ストレスを感じ始めたら、まず「わたしイライラしてるな~、怒っているな~」
泣きたいときは「悲しいんだ~泣いていいんだよ」と認めてみます。
受け入れることで、心のもやもやが軽くなりますよ。
そしてできるだけストレスをコントロールするには、まずその起きてること、課題が自分でコントロールできる
ことなのかを考えてみます。
何が問題かをはっきりさせて、コントロールできることであれば、解決法を考えたり、誰かに相談したり、
行動にうつすことができますね。ストレスは逃げたり、気づかない、感じないふりをする方が、より大きくして
しまう気がします。
なんとか乗り越えてみることが、ストレスに強くなる方法だと思いますが、これは私のやりかたですので
参考までに。
◆姿勢「猫背改善」を意識する
猫背になっていると、内臓が圧迫され、腸が窮屈な状態になります。
とくに女性は、子宮まで圧迫されて、生理不順や生理痛にもつながります。
また、腸をはじめ内臓が下の方へとずれ込んでいき、本来のはたらきができなくなってしまいます。
ほかにも肺が圧迫されるので、呼吸が浅くなります。常に浅い呼吸をつづけていると交感神経優位になって
しまうので、副交感神経優位の時にはたらきがよくなる腸には、影響がでできます。
猫背の方は、肩甲骨の動きが悪く、外側へ広がり固まっていくことが多いです。
根本的な原因の骨盤力の低下や、筋肉のバランスの悪さなどは、プロに任せた方が早いと思いますが、
普段から意識していただくだけで改善できることがあります。
自分でできる猫背改善のポイントは
肩甲骨周辺の緊張をゆるめる
バスタオルをまるめたものか、座布団、まくらなどを、あおむけになって、肩甲骨の間にいれます。
重力と体重を利用して伸ばしていきます。
下にしいたものが高すぎると負荷がかかるので、気持ちいい高さ、場所に調整してください。
腰がそるのではなく、胸の中心から開く感じです。時間も何分というより、少しつらくなってきたかな
くらいの自分の感覚がいいみたいです。(お風呂のあと、寝る前がおすすめです)
前かがみ姿勢の作業が多い方はちょくちょく、ストレッチなどで動かして かたまらないように心掛けて
みてくださいね。
歩く時、座っている時の意識すること
歩く時は、みぞおちあたりの筋肉を使って、脚を動かしています。脚がふとももの付け根ではなくて、
ちょうどみぞおちの辺りから生えていることを意識して歩くいてみてください。
姿勢を正そうとしなくても、勝手に背筋がピンとします。最初は筋力が追い付かなくて、きごちないかも
しれませんが、だんだん上半身と下半身がなめらかに連動する感覚がわかると思います。
座るときは、無理に胸を張ったよい姿勢をとるのではなく、お尻の骨の「骨盤」を土台にして座ります。
お尻の骨、坐骨、仙骨を意識してまっすぐイスの上に乗せると、余計な力が抜けて自然と姿勢が伸びていきます。
(左側の姿勢)
最近は本格的に、腸内洗浄の商品を購入したり、ファスティング(断食)、コロンセラピーなど受ける方も
いらしゃるようですが、日常のくらしの中で、できることをまとめてみました。
何よりもまず「出すこと」を意識して、健康美を手にいれたいものですね!
◆期間限定~「骨盤力ダイエット体験講座」♪
あなたの骨盤力は「痩せスイッチON」になっていますか?
骨盤力をチェック&体感!>>>