【おうちでテーピング】抱っこの腱鞘炎の原因と対処方法

赤ちゃんの抱っこはママパパの手首や腕に負担がかかってしまうものです。

特に手首の「腱鞘炎」は痛く、どうにかならないかとお悩みになるママパパは多いはず。

赤ちゃんの月齢を重ねるごとに体重は増えていき「もう、限界…」となる前に知っておきたい、腱鞘炎になってしまった際のおうちでできるセルフテーピングを覚えておきましょう。

腱鞘炎とは

手首辺りに痛みがでる状態に使われる病名です。

指を酷使したり手首が嫌がる動きを多発すると腱と腱鞘がこすれ合って炎症がおこります。

そして、その周囲に痛みや腫れなどが現れて、指の動きが悪くなったり手首が痛くなったりすると言われています

腱(筋肉と骨をつないでいる部分)は手首部分の腱鞘(腱がスムーズに動くように包んでいるカバーのような部分)を通過して指を動かしています。

抱っこで腱鞘炎になる原因

正しい角度で手首が曲げられていない

手首は負荷に強い方向と弱い方向があります。抱っこで腱鞘炎になるのは、弱い方向で手首を使っていることが原因の一つです。

対処方法

子どもを抱き上げる時

手首を上下に動かさないこと。手の平と腕が真っ直ぐになっている状態にしてご自身の体の重みを利用して抱き上げるようにする。

抱き抱えている時
抱き抱えているときは、手首が下側に折れ曲がらないように、手の平と腕が真っ直ぐな状態をキープする。
手で支えるというのではなく、腕と胸で包み込むように意識されると良い。

指(特に親指)の握り込む動作に負担がある

子どもを抱き上げる時、抱き抱えている時の指を握り込む動作、特に親指の付け根に負荷がかかることも原因の一つです。

対処方法

抱っこの際は、指を握り込まずにグラスを握っているような指の形を意識する。


また、親指には外側に負荷がかからないようにする。

腱鞘炎対策のテーピング方法

手首全体に痛みを感じる場合

手首のテーピングOK例手首の曲がる部分にしっかりかかるように巻きます。

手首のテーピングのNG例

このように手首の関節を固定しないと、手首が曲がってしまうため、巻く場所に注意しましょう。

親指の付け根側に痛みがある場合

  1. 親指の第一関節から手首を越す一直線にテーピングをする
  2. 手首の関節をぐるりと一周巻いて
  3. そのまま親指の付け根(手のひら側)から手の甲にかけて一周して
  4. そのまま手首をもう一度一周巻く

※ホールドを強める場合は、4番の手首の巻く周回を2〜3回に増やしましょう。

痒くなりづらいおすすめのテーピング

Finoa(フィノア) テーピング
4

肌へのダメージを最小に抑えたサポート用伸縮テープ。
使用感の良いアクリル系の粘着剤を使用。
動きを妨げない伸縮タイプ。
其々の適用部位に最適な4種類のテープ巾を用意。